虫歯治療

虫歯治療

虫歯の仕組み

虫歯の仕組み

虫歯は、口内にいる虫歯菌(ミュータンス菌)が原因で起こります。虫歯菌は生まれたときから口内にいるわけではありません。成長過程で家族など身近な人から感染し、口の中に住み着きます。

虫歯菌は通常、歯の表面に付着している歯垢(プラーク)と呼ばれる細菌のかたまりの中に生息し、食べ物のカスに含まれる糖分を栄養にして増殖します。この虫歯菌によって虫歯ができるメカニズムは次のようになっています。

  1. 食事によって虫歯菌のエサとなる食べカスなど、糖分が口内に残る
  2. 虫歯菌がこれらのエサを食べて酸を出し、口内が酸性になる
  3. 酸が歯を溶かし、虫歯を作る

本来、唾液には自浄作用があるため食後30分程度で口内は中性に戻ります。そして唾液には、再石灰化といういったん溶けた歯を再生する機能があるので、口内が一時的に酸性に傾いても日々再石灰化によって修復されて虫歯になりません。しかし、この再生機能が追いつかない状態になると虫歯になってしまいます。
ですから、虫歯を予防するには虫歯菌の栄養となる食べカスを歯磨きなどでしっかり除去し、虫歯菌の活動を抑え歯垢を作らないことが重要になります。

虫歯は絶対治療すべき?

虫歯の進行には次の5段階があります。

虫歯は絶対治療すべき?
C0・・・
初期虫歯
C1・・・
エナメル質に達する虫歯
C2・・・
象牙質に達する虫歯
C3・・・
歯髄が侵され、神経に達する虫歯
C4・・・
歯根に達する虫歯で膿胞ができることもある

虫歯の怖いところは、歯がしみたり痛みが出たりするのはC2の段階からだということです。つまり、何らかの自覚症状がある頃にはすでに虫歯が進行しているケースがほとんどです。虫歯は初期段階は比較的ゆっくり進行しますが、柔らかい象牙質まで達すると一気に大きくなります。そして、虫歯が神経に達すると強い痛みを伴い、根管治療も必要になります。さらに進行すると痛みがなくなる代わりに細菌歯や顎を通じて全身にまで広がるケースもあります。

虫歯が深くなればなるほど、治療は痛いですし時間もかかります。ですから、できるだけ早く虫歯に気付いて、早期に治療を開始することが大事です。

当院の虫歯治療の特徴・流れ

当院では、虫歯の進行度に合わせて、次のような治療を行っています。

C0の治療・・・
ブラッシング指導やフッ素塗布などを行い、歯は削りません。
C1の治療・・・
変色した虫歯部分を取り除き、詰め物を詰めます。
C2の治療・・・
変色した虫歯部分を取り除き、詰め物を詰めます。
C3の治療・・・
虫歯部分と歯髄を取り除き、歯髄に薬を詰めて消毒します。歯髄を無菌状態にしたら薬を詰め、土台を作って被せ物を被せます。
C4の治療・・・
歯を残すことができれば歯を残し、できない場合は抜歯します。その後、差し歯や入れ歯、ブリッジなどを作ります。
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